用神多現(ようじんたげん)


用神が卦の中に2つ現れていることを用神多現(用神両現)と言う。

この場合、以下の条件に該当する方の爻を用神として用いる。


1.用神が、それぞれ静爻、動爻とあった場合、動爻をとる。

2.日辰、月建の臨む(日辰、月建と同じ十二支)方の爻をとる。

3.休囚、旺相とあった場合、旺相をとる。

4.日辰、月建の冲、あるいは合を受ける爻をとる。

5.空亡の方の爻をとる。

6.世爻がついた方の爻をとる。

7.占った本人の近親の者は内卦をとり、疎遠の者は外卦の爻をとる。