神煞(しんさつ)


神は人を助けるもので、吉神、煞(さつ)は殺で、凶神を表す。

神煞(しんさつ)とは、特殊星とも言われ、断易においては、

主に、駅馬(えきば)、劫殺(ごうさつ)、咸池(かんち)の3つを用いる。

占った日(日辰)の十二支に当てはめて判断する。

咸池
(かんち)
劫殺
(ごうさつ)
駅馬
(えきば)
申・子・辰日
亥・卯・未日
寅・午・戌日
巳・酉・丑日


■駅馬(えきば)


「その居に安んぜざる」という象があり、引越し、旅行などには吉とみる。


■劫殺(ごうさつ)


「劫盗殺傷等他を劫制することを主とした悪星」と言われ、日月動爻に官鬼の爻が

臨んで剋傷を受けるときは大いに慎まなければならないとみる。


■咸池(かんち)


姦淫(かんいん)、陰謀などのことを司る星と言われている。

もし、青龍と同じ爻に該当すれば、男女共に多淫の人とみる。

玄武と同じ爻に該当すれば、必ず不倫、邪淫の行いがあるとみる。