合処逢冲(ごうしょほうちゅう)、冲中逢合(ちゅうちゅうほうごう)



■ 合処逢冲(ごうしょほうちゅう)


合処逢冲とは、合しているところを冲されることを指し、物事が先にまとまり、

後に散じるという意味に取る。以下の場合を「合処逢冲」と言う。


1.六合卦が六冲卦に変わるとき。

2.六合卦のある爻が冲支を化出するとき。

3.合をを帯びている動爻が冲に化す(冲にあたる支を化出する)とき。

4.卦の中に合爻があり、これが日辰、月建、動爻から冲されたとき。

5.動爻が合支を化出した時、その化爻が日月から冲されている。


■ 冲中逢合(ちゅうちゅうほうごう)


日辰が旺相の動爻を冲すれば、一時その活動力を中止するが、合に逢う日に至れば

有用の働きを生ずる。以下の場合を「冲中逢合」と言う。

物事が先に散じて、後にまとまるという意味にとる。

その他、「日辰が動爻を冲した場合は、力を増して益々動く」という説もある。


1.六冲卦が六合卦に変わる。

2.六冲卦のある爻が合支を化出する。

3.六冲卦が、日月から合されている。

4.動爻が冲支を化出した時、その化爻が日月から合されている。

5.旺相の動爻が、日月から冲されている。