尽静(じんせい)、尽発(じんはつ)



■尽静(じんせい)


六爻すべてが安静であること、つまり六爻すべてが静爻であるとき、「尽静」

(じんせい)または不変卦(ふへんか)と呼び、吉凶ともに緩慢であるとされる。

ただし、暗動がある場合は、尽静とは言わない。


【暗動】
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日辰から旺相の静爻が冲されると、その静爻は動爻と似た働きをする。
これを「暗動」(あんどう)と呼ぶ。
一般の動爻より、その働きが弱いと見るが、暗々裡(あんあんり)
に動くと言われている。
ただし、月破の爻は冲されても暗動とはならない。
※暗々裡(あんあんり)とは、人の知らないうち。ひそかな状態をいう。
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■尽発(じんはつ)


六爻すべてが動く(動爻になる)場合、「尽発」(じんはつ)と呼ぶ。

つまりサイコロを6回振った目が、老陰か老陽のいずれかのみの場合である。

このような尽発の場合は、非常に判断しにくいため、日を改めて占う方が良い

とされている。