断易とは?


「断易」(だんえき)は、「木火土金水」の五行に基づく占いである。

別名「五行易」(ごぎょうえき)とも呼ばれている。

占った日の月と日に相当する五行と、サイコロなどを振って出た目を陰と陽

に置き換えて得られた卦(か)、十干、十二支、など、それぞれの強弱の

関係を判断し、占う。



■断易の歴史


この占いは、歴史が古く、2000年以上前に中国の鬼谷子という人が

創ったと言われている。また、「ト筮正宗」(ぼくぜいせいそう)という

書物は、断易における根本原理を説いている。

そして、日本で初めて出版されたのは、江戸時代末期に出版された桜田虎門

の「五行易指南」という「ト筮正宗」の要点を和訳した書物である。

その後、九鬼盛降らによって、普及し確立された。



■断易の特徴


・吉凶がはっきり出ること。

・その吉凶が現れる時期(応期という)がわかること。

・判断し難い結果が出た時には、日を改めて再度占うことが認められている。

・出た結果が悪かったとしても、それらについての対策を考えることができる。